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<水仙・スイセン・ペーパーホワイト> <季節: 12月中旬> 白いスイセン〜 白いスイセン、なかでもペーパーホワイトは、スイセンの中でも香りが強いような気がします。 りんと立つその姿に、ヨーロッパの山深いところにたつ修道院の中にクラスうら若き修道女のような。。。 そんなことを思わせる清楚な気品を湛えています。 英語の ”Narcissuses"はギリシア神話に出てくる美少年ナルキッソスから名づけられています。泉の水面に映る自分自身の姿に恋したナルキッソスは、かなわぬ恋に憔悴してついえてしまいます。うつむく花の姿もナルキッソスの悲しい恋物語を思い浮かべると切ないものに感じられますね。自己愛の強い人、ナルシストの言葉はこのお話から由来してます。 これから2月まで最盛期を迎えることになる、球根花、スイセンもそうですし、ヒヤシンスなどの種類は概して、茎の切り口から粘着性の液がでてきます。この液は花の水揚を悪くしてしまいますので、他の花と一緒の器に入れないほうが望ましいです。 またスズランと同様に、香りの強いものの特性なのでしょうか。 スイセンも毒性が強い植物のひとつです。香りがいいので触ってかじったりしたくなるかもしれません。小さいお子様などのいらっしゃるご家庭では、充分お気をつけください。 日本スイセンはこれから2月頃まで出回りますので、レッスンではアレンジメントでのスイセンのあしらい方を学びます。スイセンの取扱は特別な処理が必要です。この季節にしかご説明できないので、1月2月の間でレッスンに必ずそろえられるようにしています。 |