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<バラ・アンリマチス> <季節: 9月初旬> 今日(9月5日 2010年)お届けしたバラのウェディングブーケです。 3ヶ月以上も前にお打合せさせていただいたときには、今年の猛暑のことなんて予想すらしていませんでした。 夏のバラはあまりこだわると難しいことは最初からお話しておりました。9月最初の週ぐらいはまだ東京は気温的には8月の夏の範疇になるからです。 お話をしていてふと目に入った、赤と白の絞りのバラに心をとらわれて、このバラを是非使いたい、とのご希望をうかがいました。 「アンリマチス」です。 赤と白の絞りのバラは数種類ありますが、その模様でよく流通しているのはこの「アンリマチス」です。 この色あいで絞り模様のバラは全てフランスの画家の名前がつけられています。 バラを特定して注文すると、夏にはどんな状況で入るか品質が不安定なので、花が実際きてみたら 小さくて存在感がなくなってしまうかもしれないし、そのときはそれで仕方がないので、その辺はお任せで、、、と いうお話をさせていただきました。ちょっと特殊なバラは他のバラで代わりがきかないので、難しいです。 1ヶ月をきったころから、市場にも状況を確認しながら、無事昨日入荷することができました。 普段ならピンクと白の色の違いがはっきりでてくるのに、暑さの影響からかそのコントラストがグラデーションぽく仕上がってきました。 この種のバラは、サイズだけでなく、色の出方にも注意が必要です。 ショッキングピンク色のバラとアンリマチスの色の違いがあまりでてこないので、急遽見つけた赤いエッジ模様が入った 大輪のバラ「ヴィラヴィータ」も仲間に加えてブーケの模様のバランスをまとめてみました。 「ヴィラヴィータ」のおかげですごく可愛い仕上がりになって、花嫁様にもこのブーケを一番気に入っていただけ、めでたくお届けができました。 かといって「ヴィラヴィータ」を最初に注文していたらまたそれはそれでぎりぎりまで心配なのは一緒なのです。 花は生き物なので工業製品のように注文すれば画一のものが手に入るわけではなく、仕それは仕入れる季節によって、 産地によって、花の色やサイズは微妙にかわってきます。 アンリマチスは通常はこんな色あいで入荷してきます。↓ http://mille-fleurs.sblo.jp/article/1103885.html |