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<半夏生・ハンゲショウ> <季節: 6月下旬> 梅雨の季節の楽しいお花、半夏生。半化粧とも書きます。 葉のところからひょろっとでている棒状のものがお花になります。葉のところが半分白くなっているのがお分かりになるでしょうか。 それが白粉を塗っているみたいなのでこのように呼ばれています。 また半夏生といわれる由来としては、調度梅雨から数えて11日目のことを暦の上で半夏生とよぶのですが、その頃に花を咲かせるから、 とも言われています。 今年の夏至は6月21日でしたから、半夏生は7月2日ですね。 このような暦の呼び名は昔農家の人の仕事の目安とされていました。何でもこの日までには農作業を終えなければならなかったそうです。 面白いことに、この花が咲くと、緑色だった葉がこうして半分白く変化するのです。そして花が終わるとまた何事もなかったかのように もとの緑色に戻ってしまいます。なので半夏生の存在感が際立つのは花の咲くこの限られた季節だけなのです。 お花が大変控えめなので虫を呼ぶためと考えられますが、それにしても花の開花の時だけというのは、植物の不思議を感じます。 この花はあのおなじみのドクダミ科の植物です。 葉の白くなったところが、あのドクダミの綺麗な白い花のように見える部分に変化したのではないかといわれています。 この斑が入ったように見える葉はお庭の彩りにもなりますのでガーデニングでも良く利用されています。 苔むしたような青臭い感じの梅雨の季節の匂いに、この花がみごとなハーモニーを奏でているように見えます。 |