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<エリカ> <季節: 1月中旬> 1月から2月にかけて花を咲かせるのは、エリカです。 鉢物でも出回るので見かけられることが多いかと思います。 花ひとつひとつをみると、こんなに可憐な表情をしているんです。 ツツジ科の花で、白い色もあります。スズランのようにも見えるし、ブルーべりーの花にもにてますよね。 枝でかなり高く伸びるので1m以上もあります。 エリカはラテン名で英名で別名ヒースと呼ばれています。 ヒースといえばイギリスの小説エミリーブロンテの「嵐が丘」の荒涼とした山が浮かんでくる方も多いのではないでしょうか。 ヒースはイギリス文学ではよく顔をだす植物です。しかも荒んだ寂しい絶望的なシーンで。マクベスやリヤ王でもヒースのあたり一面紫色の大地のシーンをイメージするだけで、びゅうびゅうとした冬の冷たい風の吹き荒れるのが聞えてきそうなぐらいです。 ヒースというと、条件反射的にそんな情景が脳裏に浮かんでしまいますが、エリカと呼ぶとフリフリレースでベルベットのワンピースをきた少女が目にうかんくるので、同じ花なのに名前だけで、全然別物の印象を受けます。 日本のような高温多湿の地域では育てるのも結構難しいのですが、やせた不毛の地でもこの植物は育つので、乾いた空気の寒い気候が適しているのでしょうね。 花もちはかなりいいのですが、細かな葉が揺らすたびにぱらぱらと落ちるので、気が付けば床いっぱいに緑の小さな葉がびっしり敷き詰められてしまいます。フローリングでの作業は問題ないですが、毛足の長いラグの上での作業は後片付けが大変かも・・・。 |