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<紅花 (ベニバナ)> <季節: 6月初旬> ハーブの定義が「薬用として有用な植物」という定義であるならば、まさにこの「紅花(ベニバナ)」こそがハーブの代表格と呼ばれてもふさわしいぐらい、 とても幅広く昔から人間の役にたっている植物です。 ベニバナからは染料として黄色と赤の色素がとれて染物にその昔は利用されていました。 ベニバナで染めたものは防虫効果もありとても重宝されていました。 お化粧の成分としても大事な植物です。 花色が黄色とオレンジがありますが、特に種類が違うというわけではなくて、1本の花で最初が黄色い色であったり、 そのうちオレンジ色になったりしていきます。 今回の仕入はオレンジ色の花の状態で入荷しましたが、それから1週間ほど経過し蕾が新たに開花したものが黄色い花を咲かせています。 ベニバナは6月〜8月が開花時期のまさに夏真っ只中の花です。 センニチコウのブーケ、サラダみたいでおいしそうです。 種からは食用油としても利用され、血中のコレステロール値を下げると、よく言われていますよね。 英名で「サフラワー」と聞けばよりぴんと来ると思います。 源氏物語に出てくる女性には全て素敵な花の名前がつけられていますが、唯一異色の女性は鼻の先が赤いということから、 「末摘花(すえつむはな)」と呼ばれていて、コミカルなシーンもありますが、この、「末摘花(すえつむはな)」とはベニバナの別名でもあります。 |