テーブルフラワーのギフトはミルフルール・フラワーデザインへ

　　フラワーアレンジメント

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＜フラワーアレンジメントや、パーティーフラワー・ウェディングブーケにデザインされる季節のお花のメッセージの花束をお届けします。＞
by ミルフルール・フラワーデザイン　水野麻紀

＜アネモネ/デカン＞

＜季節：　3月上旬＞

写真美人のお花

アネモネは大別すると、小さいサイズのお花は「デカン」という種類、大きなサイズは「モナリザ」という種類があります。モナリザは茎も太いしお花も大きいです。アレンジメントのレッスンで利用する花材は通常「デカン」が利用し易いので使っています。

アネモネの花も花びらが薄いので寒いシーズンの方が安心です。スィートピーの花みたいにうつむき加減で蕾の開きかけの瞬間の表情が一番すきなのですが、少しでも温かいと温度に反応して花びらが全開します。全開するどころか反り返るぐらいに開き切ってしまうことも多く、「もう少し我慢して踏ん張ってくれ～」と気をもんでしまいます。バラやラナンキュラスの花と違って、花が開くとぺったりと平面を作ってしまう花材なので、アレンジメントのデザインには注意が必要です。写真に収めたい時にはチューリップと同様、ぎりぎりまで暗く寒い部屋で待機させておきます。

白いアネモネはその可憐な雰囲気が早春のウェディングブーケに人気があります。

開きすぎてしまって、ため息が出てしまいそうな状況でも、開いたときに実に写真写りがよい花なのです。この花が開いた様は絵画を見ているような美しさなのです。そして私は紫のアネモネが一番美しく感じます。