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<アドニス> <季節: 3月中旬> 今日のお花は小さいですね。 お花の大きさは女性の薬指のツメよりも一回り小さいぐらいで、アネモネのミニチュアサイズとご説明したらイメージしやすいかもしれません。 早春に楽しめる小花です。なので今の時期は少し遅いぐらいです。 ギリシア神話で2人の女神に愛された狩りを愛する美少年、アドニスは、最後に嫉妬に会い命を失うことになります。そのアドニスの流した血から可憐な赤い花が咲くのです。その花は風がふくと花びらが開き、その次の風が吹くと花びらが散るまるでアドニスの命を思わせるような儚い花です。アネモネというのはその「風」という意味で名づけられました。 この小さな花はアドニスといいます。 アドニスの傍らに咲いた花はこのアドニスではないのか。。。と思わせられます。繊細な花びらなので、風のひとふきではらはらと花びらが散りそうです。少し動かすと一片、そしてまた一片、と小さな花びらがはらはらするのでとても慎重に扱います。 小さなガラスの小瓶に入れてあげると茎や葉の姿全てが可愛らしさのオーラで包まれています。 是非一度は手にとっていただきたいお花なので、タイミングさえあえばレッスンでご用意させていただくのですが、このお花の特性上、大事をとって、花の仕入日の翌日のレッスンでしかご用意していません。 涼しい気候でしたら茎や葉は青々として日保ちはいいのですが、どうしても花びらが落ちやすいので、大丈夫かなぁ。。と見守ってあげる必要がある乳呑み児のような心配だけど、その分愛しいお花です。 |